K.G.

2月 「取り外し可能な音板楽器」

2026.02.18 [Teacher’s Voice]

2月は一気に冷え込んだり,暖かくなったりと目まぐるしいですね。
今回の教員による投稿「Teachers’ Voice」のご担当は山内先生です。
山内先生には推しの「楽器」について語っていただきます。

皆さんは、これまでどのような楽器に触れてきましたか。
新しい楽器に出会う時は、「一体、どんな音が鳴るかな」と色々と試したくなりますよね。
恐らく、ピアノ、リコーダー、カスタネット、タンブリン、すず、トライアングル、ウッドブロック…などには、一度は触れたことがあるでしょう。
しかし鉄琴や木琴となると、「音楽会」の時だけに登場する特別な楽器という印象をもっている人もいるかも知れません。
ドイツの音楽教育家・作曲家であるカール・オルフは、この鉄琴や木琴を、幼い子ども達にとって身近な楽器となるように、工夫をほどこしました。
どうしたかって?それは音板を一音ずつ取り外し可能にしたのです。
この取り外し可能な音板によって得られるメリットについては、月刊誌『キリスト教保育』2026年2月号〈みんなで楽しむ楽器5~カール・オルフの音楽教育を基に~〉に詳しく掲載していますので、是非そちらをご覧ください。
「子どもにとってどうか」と考える視点は、楽器に限らず、子ども用に開発されたさまざまな道具や家具に反映されています。
特に子どもが使うものは、安全な材質であること、丈夫なつくりであること、子どものサイズに合ったもの、楽器の場合は良い響きが出るもの、など…こうして考えると、もしかしたら大人が使うものよりも、職人魂が込められているのかも知れません。
オルフ楽器と呼ばれる、この音板楽器(木琴、鉄琴)は、712室(音楽室)にありますので、是非一度、その音を鳴らして耳を傾けてみてください。
大人の私たちも魅了される、ぬくもりがあって芸術性の高さが感じられる響きがします。

(山内 信子)