5月 「自分を笑ってみるユーモア」
5月とは思えないくらい,気温がどんどん上がっていますね。
今回の教員による投稿「Teachers’ Voice」のご担当は小山先生です。
小山先生の”推し”は何でしょうね。
みなさんはミュージシャンの玉置浩二さんをご存じでしょうか。
玉置さんは、音楽業界の方々からも「本当に歌が上手なシンガー」として名前が上がるほどの素晴らしいアーティストです。
そんな玉置浩二さんが私の推しのミュージシャンです。
玉置さんが作られた楽曲にはたくさんの「名曲」と呼ばれるものがありますが、その中でも私の一番の推しの一曲が、作詞を北野たけしさんが、作曲を玉置さんが担当された『嘲笑』という曲です。
嘲笑という言葉の意味を辞書で調べると、「あざわらうこと」「せせら笑う」となっています。
なぜそのようなタイトルの曲が私の心に響くのか、その歌詞を見ながら少し説明したいと思います。
星を見るのが好きだ 夜空を見て考えるのが何よりたのしい
百年前の人 千年前の人 一万年前の人 百万年前の人
いろんな人が見た星と ぼくらが今見る星と
ほとんど変わりがない それがうれしい
私たちにはそれぞれこれまで刻んできた時間(人生)があり、その中で喜怒哀楽を経験します。
私たちは一人一人は大切な存在ですが、宇宙単位の時間で捉えた時、私たちの時間はほんの一瞬にすぎません。
大した自分(?)も宇宙時間でとらえるとちっぽけな存在ですね。
私たちの悩みは大きいかもしれませんが、それよりも大きいものが限りのない世界には存在します。
悩みの最中でも、広いスケールで自分をとらえる時、自分の悩みのちっぽけさに気がつかされます。
そんな自分を「な~にそんなことで悩んじゃって・・・」と鼻で笑ってみる。
「嘲笑」してみるユーモア(上品なしゃれ)が大切なのかもしれません。
「十年一昔」という言葉がありますが、今は「数年一昔」となり、世の中のありとあらゆる事柄が超高速で変化し移ろいゆく時代です。
でも夜空を見上げると、そこには何百万年も前の人たちも見た星が変わることなく輝きを届けてくれています。
切羽詰まった時にこそ、ユーモアをもって自分を「嘲笑」してみると、今日を、今を生きる力が湧いてきます。
シンプルですが素敵で深い歌詞と、美しいメロディーで綴られた『嘲笑』という一曲。心を静かにしてぜひ聞いてみてください。
(小山 顕)