K.G.

1月 「防災とボランティアの日に思うこと」

2023.01.19 [Teacher’s Voice]

今回の「Teachers’ Voice」をご担当くださるのは立花先生です。
1月17日は「防災とボランティアの日」と制定されています.
その日に行ったゼミ活動について、お話しいただきます。

毎年1月17日は“防災とボランティアの日”と定められています。
1995年1月17日午前5時46分に発生した阪神・淡路大震災がきっかけで制定されました。
それは28年前のことで、現在の学生たちが生まれていないときのことですが、私は鮮明に覚えています。
ドーンと突き上げるような大きな揺れと音で目を覚ましました。近くでガス爆発が起こったのかと錯覚しました。
次の瞬間、再度大きな揺れがきて、多くの物が倒れて散乱しました。顔や体の上にも置物や書籍が降り注いできました。
周囲で煙や火の手が上がり、たくさんの悲鳴も聞こえ、何が起こったのか全く分かりませんでした。
想定外の大地震で6,434人の方が亡くなり、多くの人が家を失いました。私の自宅も損壊し、知人や友人が亡くなりました。
あれから28年、2022年1月17日に立花ゼミでは、被災地であった神戸を訪れました。
船で神戸港の沖に出て、海上から復興した神戸の街と空と海を目に焼き付け、“いま生きている幸せ”を実感しました。
上空では、報道機関のヘリコプターが無数に飛び交っていました。
決して、消えることのない痛みと悲しみが蘇ると共に、生かされていることに感謝をしました。
その後、「阪神淡路大震災1.17のつどい」を開催している神戸市中央区の東遊園地へ行き、アロマキャンドルで“希望の灯(1.17)”を皆で形作りました。
近い将来、南海トラフが大きく揺れ“南海地震”が発生すると予見されています。
一人でも多くの命を守るためには、想定外を想定することが重要であると実感しています。
ゼミの学生も3月には卒業し、4月から社会人となりますが、想定外を想定し危機に対応できる保育者や教育者を目指してもらいたいと思っています。

神戸港の沖から街と夕陽を眺めるゼミ生たち
東遊園地の“希望の灯(1.17)”

(立花 直樹)