K.G.

9月 「秋の虫の声」

2022.09.28 [Teacher’s Voice]

ようやく朝晩が涼しいと思えるようになってきましたね。
今回の「Teachers’ Voice」をご担当くださるのは持田先生です。
秋にちなんで「虫の声」についてお話しいただきます。

「秋の虫の声」
朝夕に秋の訪れを感じる季節になりました。
盛大に鳴いていたセミの声がいつのまにか聞こえなくなり、代わって、コオロギ、マツムシ、スズムシなどの虫たちの声が聞こえてくるようになりました。
私の自宅の周りは緑が多いので、今これを書いている時も、いろいろな虫の声が聞こえてきます。
一番よく聞こえてくる声を調べてみると「アオマツムシ」という虫でした。
皆さんの周りでは虫の声が聞こえますか? 最近の研究で、虫の鳴き声が人にリラックス効果をもたらすということがわかったそうです。
研究では、バッタの仲間4種(エンマコオロギ、カンタン、キンヒバリ、スズムシ)を選定し、その音源を組み合わせたサンプルを用意して、大学生65名にランダムに7通りずつ聞いてもらい心理効果を測定しました。
その結果、一種だけよりも種数が増える方が、好ましいイメージが向上することが確認されました。(注1)
昔から日本人には、虫の音を楽しむ感性と文化があります。
古くは、平安時代の貴族の間で虫聞きが行われ、江戸時代には鳴く虫が売られていたそうです。
今では、YouTubeに癒し系環境音として虫の声がたくさん上がっています。
コロナ禍で何かと制限が多かった夏休み、特に2年生の皆さんは、実習や就職活動で忙しかった人も多いでしょう。
秋の虫たちの声が聞こえてくると、「あ~夏休みももう終わり」と悲しい気持ちになるかもしれませんが、虫たちの声に少しでも疲れた心と身体が癒されて、秋学期の準備につながると良いなと思います。

(持田 葉子)

(注1)東邦大学.“多様な虫の鳴き声がリラックス効果をもたらすことを確認”.プレスリリース発行No.1215 令和4年6月17日.
   https://www.toho-u.ac.jp/press/2022_index/20220617-1215.html,(参照2022-09-09)