K.G.

10月 大学教員のお仕事紹介

2021.10.20 [Teacher’s Voice]

今回の「Teachers’ Voice」の担当は「子どもと健康」や「保育内容 健康」などをご担当されている坂口先生です。大学教員のお仕事についてお話いただきます。

皆さん、大学の先生って授業をしていない時間は何をしているか気になりませんか。今回は私を例にして、その一部をご紹介します。
大学の先生の仕事の一つに「研究」というものがあります。私も含めて大学の教員はそれぞれが専門分野を持っています。
その専門分野の知識を授業で伝えるだけでなく、研究を通して新しい発見を目指しています。
また、研究成果を学会で発表したり、論文にまとめたりすることもあります。
私の専門は体育・スポーツです。その中で幼児の運動能力の発達過程や子どもの運動発達をより良く促すために何ができるかを研究しています。
今回はその一部を紹介します。下の図をご覧ください。

左図は一回だけ上に跳ぶいわゆる垂直跳の発達を調べたものです。右図はその場で連続して上に跳んでもらう連続ジャンプの発達を調べたものです。
丸印それぞれが各幼児の月齢と能力を示したものになっています。
どちらの図も月齢が高くなるに連れて、右肩上がりに能力が高まっていくことが分かります。
しかしながら、右図の連続ジャンプの能力は月齢50ヶ月(4歳頃)から点線の外に出てくる幼児の数が増え始めます。
これは、この時期を境に著しく発達する幼児と発達が停滞する幼児が出てくることを表しています。
このように、跳ぶ方向が同じ跳躍運動でも、跳び方が変わると発達していく様子が変わることを示しています。
さらに、こういった研究結果を応用して子どもの運動能力をより高められる運動プログラムの開発も現在検討しています。
今後も、新たな発見を見つけて、授業を通して学生の皆さんに伝えていこうと考えています。
(坂口将太)