9月 趣味のススメ
今回の「Teachers’ Voice」の担当は 「子ども家庭支援の心理学」などの授業をご担当されている小山先生に趣味を持つことについてお話していただきます。 それではどうぞ!
みなさんは良い趣味をお持ちでしょうか? 仕事をしていたときのスーパーバイザーたちがみな、不思議と口をそろえて私に言ってくれた言葉が
「Ken(顕)、もし援助者として良い働きをしたければ、良い趣味を持つことだよ」
というものでした。
「趣味を持つことと良い援助?」初めはその言葉の意味がよくわかりませんでしたが、仕事を続けていくうちに
少しずつその意味がわかるようになってきました。保育者を含む他者を援助する専門家(対人援助専門職)と
呼ばれる人たちでも、みな一人の人間であって、24時間/7日間片時も援助者(援助者モード)であり続けること
など到底できませんし、そうあろうとする必要はないでしょう。もしそうあろうとするならば、
遅かれ早かれいつかやがて燃え尽きてしまうことでしょう。援助者として本当に良いはたらきをしたいと思うのであれば、
援助者モードから脱して、「一人の人として(プライベート)の時間」を大切にする必要があります。
そういった意味で、「良い趣味をもつこと」は学生としても、保育者(援助者)としても、一時、勉強のことや、
仕事のことを一切忘れ、自分が夢中になって心底楽しめることに没頭することができる。
つまり、自分自身を良いもので満たし、リフレッシュさせてくれる大切な時間となることでしょう。
対人援助専門職は受けることよりも、与えることが多い仕事かもしれません。もしあなたが他者に自分をとおして
何か良いものを与えたいと思うのであれば、まずは自分自身が良いものである程度満たされていることが不可欠になるでしょう。
あなたは良い趣味をお持ちでしょうか?答えが「Yes」の方はぜひそれを大切に、
「・・・」という方は自分にフィットする趣味を見つけてみましょう。
それはきっとあなたとあなたのはたらきを豊かにしてくれるでしょう。
(小山 顕)