K.G.

学び直しで確かな知識を身につけ、丁寧な保育を届けたい

2026年09月15日(火)

[在学生] 1年 大原簿記専門学校出身
堀 史さん
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現場で見つけた課題と目標。自信をもって子どもと接するために

本学に入学する前は、保育補助として6年間保育園で勤務していました。仕事を辞め、もう一度学生として勉強に励むことに決めたのは、国家資格を取り、専門的な知識を身につけた状態で子どもたちとかかわりたいと思うようになったからです。来る日も来る日も、0歳から5歳までの子どもたちと向き合った6年間。子どもたちへの声かけや接し方は他の先生や保護者の方の見よう見まねで自分なりに吸収してきましたが、土台となる知識がないと自信を持てないこともしばしばありました。特に難しいと感じていたのが、集団行動から離れてしまった子どもへの声かけです。例えば、お絵描きの時間なのにロッカーに隠れてしまう子や、保育室の隅から動かなくなる子に対して、気持ちを尊重しながら望ましい行動に誘導するアプローチ方法はないか。理論に基づいた保育を学ぶことで現場での課題を解消でき、より質の高い保育が届けられると感じて入学を決意しました。

過去の経験とつながる、実践的な学び

これまでで印象に残っている授業は、「子どもと表現A」です。画用紙やクレヨンなどの画材を用いながら、子どもの感性や創造性を引き出すための保育環境構成や、指導の在り方などを実践的に学びます。私たち学生も実際に道具・画材を手に取って、使い方や色を選ぶ楽しさをいかにわかりやすく子どもたちに伝えるかを考えます。回を重ねるごとに「あのときハサミを使いにくそうにしていたのはそういう理由だったんだ」などと、過去の経験と答え合わせできることもあり、納得感を持ちながら学びを深めることができました。ほかにも保育園勤務時代の実体験と学びがリンクする瞬間が多々あったため、この授業で過ごした時間は大変有意義でした。2年次からは本格的な実習が控えていますが、授業で得た知見とこれまでの実体験の両方をフル活用して、子どもたちが「表現」を楽しむ手助けがしたいです。

心に届く声かけとは。さらなるスキルアップをめざす日々

6年間の現場経験で触れることがなかった児童福祉や社会的養護などの分野について、初めて学ぶことも多々あります。それらを知識として吸収するにはまず教科書や先生のお話からのインプットが大切だと考え、積極的に授業に参加しています。この2年間でどれだけ成長できるのか、自分自身の変化が今から楽しみです。
保育補助の経験は、子どもを観察する洞察力の向上に役立ちました。これからの実習では、その洞察力を生かした声かけのスキルを高めることが目標です。保育補助時代に一度、「声が大きすぎて子どもを飛び越えているから届いていないよ」とアドバイスを受けたことがありました。今もまだピンときていないのが正直なところですが、言葉を発するタイミングや適切なトーン・話し方などは、実際に子どもと接しながら感覚を掴んでいくものだと思います。アウトプットで技術を磨き、子どもの心にきちんと届く声かけができる保育者をめざしたいです。
卒業後はもう一度保育の現場に戻る予定です。本学で育てた保育者としての感性と理論的な裏付けをもって、子ども一人ひとりに寄り添う丁寧な保育を実践します。

My best Wonder

子どもの世界を彩る、ときめきとワクワクに共感する

保育園で働いていたときの話です。とある雨の日に粘土遊びをしたことがありました。テーブルの上にドンっと粘土を置いて、それぞれで好きなものを作る時間だったのですが、そのときの子どもたちの自由な発想と世界観に驚かされた記憶があります。子どもたちは何を参考にするでもなく、自分だけの想像の世界で創作を楽しんでいました。渦巻模様のキャンディをつくって「召し上がれ」と差し出してくれたり、ゾウとワニをつくって戦わせていたり。粘土をきっかけに頭の中で自由に世界を広げ、目を輝かせながら遊びを楽しむ姿がとても印象的でした。子どもたちが作る世界をもっと鮮やかにするには、保育者も一緒に楽しみ、ときめきに共感することが大切です。子どもたちと接する中でこれからどんなワクワクに出会えるのか楽しみです。