本学の設立は1880年にさかのぼります。以来約140年、日本における保育者養成のパイオニア的存在として、キリスト教を精神的な支柱に、時代時代の数多くの困難にたちむかいながらも、決してくじけることなく、常に力強く歩んできました。幼児教育・保育の精神や文化を積み受け継いでいくには長い時間がかかります。この長年の歩みは、この精神と文化を育み高めてきた歴史ともいえます。使命感をもった真に実力のある教員が集い、長い歴史をとおして保育者養成にあたっての確かな指導法が開発され、受け継がれてきました。

「オープンキャンパスの時の出会いは感動でした。自然いっぱいのキャンパスに感激して決めちゃいました！」とある学生。丘の上にたたずむ森のキャンパス。大きな空、澄んだ風、花や草木の香りと息づかいに触れ合える環境は学生たちの自慢です。小鳥や虫も元気に暮らしています。キャンパスの自然を大切に保全するだけでなく、さまざまな木々や草花を育て、さらにイモ畑などをつくっているのにはワケがあります。知識や技術に加え、四季折々に姿表情を変える自然や生命との触れ合いの中で豊かな感性を育てることが、子どもたちに自然と生きる喜び、自然に学ぶ喜びを教えていくことのできる、素晴らしい保育者を育てることにつながると考えているからです。