今週のSEIWA(2025)

2025.05.20

「自分を笑ってみるユーモア」(教員による投稿「Teachers’ Voice」2025.5.20

5月とは思えないくらい,気温がどんどん上がっていますね。
今回の教員による投稿「Teachers’ Voice」のご担当は小山先生です。
小山先生の”推し”は何でしょうね。

「自分を笑ってみるユーモア」
みなさんはミュージシャンの玉置浩二さんをご存じでしょうか。
玉置さんは、音楽業界の方々からも「本当に歌が上手なシンガー」として名前が上がるほどの素晴らしいアーティストです。
そんな玉置浩二さんが私の推しのミュージシャンです。
玉置さんが作られた楽曲にはたくさんの「名曲」と呼ばれるものがありますが、その中でも私の一番の推しの一曲が、作詞を北野たけしさんが、作曲を玉置さんが担当された『嘲笑』という曲です。
嘲笑という言葉の意味を辞書で調べると、「あざわらうこと」「せせら笑う」となっています。
なぜそのようなタイトルの曲が私の心に響くのか、その歌詞を見ながら少し説明したいと思います。

星を見るのが好きだ 夜空を見て考えるのが何よりたのしい
百年前の人 千年前の人 一万年前の人 百万年前の人
いろんな人が見た星と ぼくらが今見る星と
ほとんど変わりがない それがうれしい


私たちにはそれぞれこれまで刻んできた時間(人生)があり、その中で喜怒哀楽を経験します。
私たちは一人一人は大切な存在ですが、宇宙単位の時間で捉えた時、私たちの時間はほんの一瞬にすぎません。
大した自分(?)も宇宙時間でとらえるとちっぽけな存在ですね。
私たちの悩みは大きいかもしれませんが、それよりも大きいものが限りのない世界には存在します。
悩みの最中でも、広いスケールで自分をとらえる時、自分の悩みのちっぽけさに気がつかされます。
そんな自分を「な~にそんなことで悩んじゃって・・・」と鼻で笑ってみる。
「嘲笑」してみるユーモア(上品なしゃれ)が大切なのかもしれません。
「十年一昔」という言葉がありますが、今は「数年一昔」となり、世の中のありとあらゆる事柄が超高速で変化し移ろいゆく時代です。
でも夜空を見上げると、そこには何百万年も前の人たちも見た星が変わることなく輝きを届けてくれています。
切羽詰まった時にこそ、ユーモアをもって自分を「嘲笑」してみると、今日を、今を生きる力が湧いてきます。
シンプルですが素敵で深い歌詞と、美しいメロディーで綴られた『嘲笑』という一曲。心を静かにしてぜひ聞いてみてください。
(小山 顕)

「研究のオトモ」(教員による投稿「Teachers’ Voice」2025.4.15

新年度になり、本学のキャンパスも満開の桜が新入生を迎えていました。
教員による投稿「Teachers’ Voice」の2025年度テーマは
「私の”推し”」
です。
先生方が昔から好きなもの、最近取り組み始めたことなど”推し”ているものについて紹介していただきます。
今回の担当は坂口先生です。研究のオトモについて紹介していただきます。

「研究のオトモ」
大学院時代、本格的に研究を始めだした頃から、実験の準備や論文作成に追われる日々の中でも常に傍にいてくれたのがこれです。

そう、コーヒーです。
現在の私の“推し”はコーヒーといっても良いかも知れません。
コーヒーと一口に言っても、実はバリエーションが非常に豊かなのです。
豆の産地、精製方法、焙煎方法,挽き方、抽出方法などによって味や香りが大きく変わります。
また、お店によって、取り扱っている豆も異なるため、時間を見つけては覗きに行くこともしばしばあります。
例えば、焙煎方法の違い。 大きく分けて、浅煎り、中煎り、深煎りがありますが、浅煎りだと酸味が強く、深煎りだと苦味が強く出ます。
私自身は今、浅煎りのコーヒーにハマっています。個人的に、浅煎りだと豆の特徴が強く出ているように感じるので面白いです。
抽出方法によっても風味が変わります。よく知られている紙フィルターを使うペーパードリップ、布フィルターを使うネルドリップ、たまに昔ながらの喫茶店などで見かけるサイフォン式などなど多種多様で、その時の気分で変えたりもします。たまに、フレンチプレスで淹れることもあります。
そして、豆からコーヒーを淹れる際に欠かせないのがコーヒーミルです。

好みの挽き方に調整することができます。ミルで豆を挽いている時は、アイデアや考えを整理できる良い時間となります。
上手く淹れることができた時は、気分が上がって仕事も捗る、気がします。
このように、コーヒーの世界は奥が深く、新たな出会いや発見に満ち溢れています。
本学における新入生との出会いに似ているところがありますね。
今後、新たに焙煎前のコーヒー豆を自宅で好みの具合に焙煎しようと画策中です。
今回、“私の推し”というテーマでコーヒーを紹介させていただきました。コーヒーに限らず、自分の好きな物と触れ合うことは頑張るためのエネルギー源になりますよね。
皆さんも是非、自分自身の“推し”を見つけてください。
もしかすると、それが保育につながるかも知れません。
(坂口 将太)

 

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