今週のSEIWA(2020)

2021.03.17

◎卒業式(2021.3.17)

ご卒業おめでとうございます!
昨年度は実施できなかった卒業式ですが、感染症対策を行ったうえで何とか実施できました。
2年間の短大生活のうち、後半1年間をコロナに振り回された2年生。
それでも実習もきちんとこなし、今日、聖和短大を旅立ちました。
本当によくがんばったと思います☆

いよいよ4月から社会人です。
新たな場での活躍をお祈りしています!

(写真のときだけマスクを外しています。)

◎保育士等キャリアアップ研修(2021.2.22)

今日は、西宮聖和キャンパスで保育士等キャリアップ研修の「障害児保育」が実施されました。
聖和短大ではここ数年、西宮と梅田のそれぞれのキャンパスで「乳児保育」「幼児教育」「障害児保育」
「食育・アレルギー対応」「保育衛生・安全対策」「保護者支援・子育て支援」「マネジメント」分野
の講義を開講しています。

来年度以降も開講予定ですので、興味のある社会人の方はぜひ受講してみてください!

◎取材&写真撮影(2021.1.26)

先週から今週にかけて、2022年度入学生向けの大学案内パンフレットの取材&写真撮影を行っています。
プロのライターさんに取材を受け、カメラマンさんに撮影してもらう機会もいい思い出になったのではない
でしょうか。

パンフレットは5月ごろに発行予定ですので、楽しみにしていてください!
その他のオフショットは、聖和短大のInstagramでも公開しています☆彡

◎雪のキャンパス(2021.1.12)

今朝のキャンパスの様子です。
一面雪模様のキャンパス、かなり寒いですがキレイですね!

◎オープンキャンパス(2020.12.13)

この時期に初めて実施するオープンキャンパスでしたが、多くの方にご来校いただき、無事に終了しました。
教育実習、保育所実習を終えた2年生にもお手伝いしてもらい、絵本の読み聞かせやクリスマスオーナメント
づくり、個別相談等を担当してもらいました。
次回は2021年3月20日(土・祝)開催で、新高校3年生向けに入試制度概要も発表予定です。
ぜひ、お越しください!

◎ゼミ写真(2020.12.09)

教育実習、保育実習を終えた2年生にとって、久しぶりの登校日でした。
実習中は色々と苦労もあったようですが、今日は久々の友達との再会で大盛り上がり!
授業後には、ゼミごとに分かれて卒業アルバム用の写真撮影。
集合写真を撮り終わった後、学生たちはクリスマスモードになったキャンパスを満喫していました!

◎関西学院大学への編入~短期大学のメリット~(2020.12.04)

【学長のつぶやき】

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、社会の状況が大きく変化しました。
わずか1年前には、今のような状態になるとはまるで想像できませんでした。現在から未来を見ることは、非常に難しいですね。今後AI技術の発
展に伴い、世界はますます加速度的に進化し、これからの生活を大きく変化させていくが予想されます。その時々に合わせ前向きに生き抜く力の
育成が、私たちに求められているのです。
本学は2年間で幼稚園免許・保育士資格を取得することができます。保育士資格については、4年制大学で取得するものと全く同じものとなって
います。「早く夢を叶えたい」「免許・資格を取得したい」というニーズに合わせ、2年間での学習は内容的にも非常に濃いものとなっており、
また、社会の変化にも対応しやすいというメリットをもっています。

2年間で保育士資格等を取得できる専門学校は、都道府県知事の認可で開校でき審査基準も少ないのですが、短期大学は文部科学大臣の認可が必要
で、校地、校舎の面積や必要とされる教室、教員の数、教育内容、図書館の面積や蔵書数、体育館、グラウンド、実習施設などの審査を受けます。
免許科目に関しては、その科目を教えることができるどうかの教員審査があります。 また、卒業時に授与される「短期大学士」の学位は、アメリ
カなどの2年制大学を卒業したことと同等であると、国際的に認められています。学位である「短期大学士」は海外でも通用しますが、専門学校な
どの修了時に与えられる「称号」は国内でしか通用しません。「短期大学士」は、海外の大学にも編入学できるほか、海外企業への就職を希望する
際にも大いに役立ちます。

さて、本学では卒業後、自分の将来を見据えてさらに学びを深めるために、関西学院大学への指定校推薦編入制度があります。短期大学内での選考
基準はありますが、同じ法人内の信頼関係のもと、編入試験は「小論文」と「面接」のみとなっています。この編入制度を活用して、これまで教育
学部、人間福祉学部、神学部に計51名(2011年度からの実績)が、関西学院大学の3年生に編入しています。短期大学が推薦した人は皆さん合格し、
不合格者はこれまで1名もおりません。編入後の学生の評価も高く、この推薦枠数も拡大してきました。編入できる人数について心配される方もいる
でしょうが、ここ数年は5~6割程度しか編入枠が使われておらず、比較的余裕がある状態です。本学の学びの幼児教育・保育をベースに、さらに学
びを深めることや、新たな分野にもチャレンジできるので、興味がある方は是非とも取り組んで下さい!

関西学院大学編入生の卒業時の主な就職状況は、次のようになっています。
<2011年度からの実績>
 私立幼稚園・保育所等35%、公立幼稚園・保育所等33%、企業等(銀行・証券会社・航空関連会社・子ども関係の企業等)32%

実際に編入した先輩たちの声は以下をご覧ください!
  関西学院大学へ編入した先輩の声

◎ピンポンパンポンプー(2020.12.03)

早いもので今週から12月に入りました。
この時期は今年の流行語など1年をふり返り、話題になったことが色々と発表されます。
話題と言えば、最近出版された絵本で予約の段階で10万部を突破し、注目されているものがあります。

タイトルは「ピンポンパンポンプー」

作者は、監修が元SMAPの中居正広さん、キャラクターデザインが劇団ひとりさん、そして文章は社会学者で作家でもある古市憲寿さんの3人で、
とあるテレビ番組の絵本プロジェクトから生まれた作品だそうです。古市さんといえば、4、5年前に「保育園義務教育化」という本を出版されて
話題になったことがありますね。 芸能人と研究者が作る絵本ということで、どんな内容か気になり読んでみました。
ストーリーとしては、カピバラのびりーくんとのんちゃんの友情がテーマに描かれているのですが、日常の中で繰り広げられる人間関係や心の動き
は大人にもあるような内容で、読み聞かせをしながら親子で楽しめるお話だと感じました。
劇団ひとりさんのキャラクターデザインも可愛くて、木版画のような少しレトロな雰囲気のイラストも素敵でした。
興味のある方は読んでみて下さいね!

◎夢を実現するための支援~本学の奨学金について~(2020.12.01)

【学長のつぶやき】

本学では、幼児教育・保育を学ぶ学生の皆さんに対して、安心して学業を続けることができるように様々な経済的支援を行っています。
関西学院の “Mastery for Service” のスクールモットーや、本学の教育理念「幼い者や社会的に弱くされた者たち-に仕える働き人を養成する」
に基づく教育を皆さんに等しく受けていただくために、奨学金制度の充実が必要だと考えているためです。また、保育者を養成するという本学の
教育活動に賛同し多くの方も支えてくださっています。
経済的な理由で勉学ができなかったり、十分な教育が提供されなかったりすることは、最終的に学生の夢をも奪ってしまうことにもつながります。
現在本学では、7人に1人の割合で奨学金を支給しています。学生の夢を実現するために様々な支援をすることが教育機関の使命だと考えています。
これらの奨学金を活用し、子どもの気持ちを理解し、子どもの可能性を信じて共に歩む保育者になって欲しいと願っています。

<本学独自の支給奨学金(返済不要)>
 ①上谷潤子奨学金
   第1種     50万円 2名(2年生対象)
   第2種     30万円 4名(2年生対象)
   入学時奨学金 30万円 15名(新入生対象)
 ②聖和短期大学支給奨学金
   20万円 20名(1年生10名、2年生10名)
 ③聖和短期大学特別支給奨学金
   40万円 若干名
 ④聖和短期大学後援会奨学金
   30万円 若干名
 ⑤聖和短期大学同窓会奨学金
   10〜20万円 若干名

この他に、国からの奨学金、保育職に就職すると受けることのできる西宮市、神戸市、兵庫県などの補助金もあります。さらに、今回の新型コロナ
ウイルス感染症拡大に伴い、今年度の特別な緊急支援として「聖和短大特別支給2020奨学金(上限40万円)」「聖和短大ヘックス(HECS)型貸与
奨学金(上限20万円)」を創設しました。 また、オンライン授業の学習支援として、ノートパソコンとWiFiルーターの無償貸し出し、コンビニエン
スストアでのネットプリントサービスの提供などを行いました。ノートパソコンは約25%、モバイルルーターは約11%、ネットプリントサービスは
約15%の在学生が利用しています。

学生の夢を実現するために、安心して学業を続けることができるように、これからも支援を続けてまいります。

◎進路決定率(2020.11.26)

【学長のつぶやき】

先日、厚生労働省と文部科学省より、2021年3月大学等卒業予定者の就職内定状況共同調査の結果が公表されました(令和2年10月1日現在)。
その結果によると、大学(学部)は69.8%(前年同期比7.0ポイント低下)、短期大学は27.1%(同13.5ポイント低下)、専修学校(専門課程)
は45.5%(同14.9ポイント低下)でした。大学等(大学、短期大学、高等専門学校)全体では67.1%(同7.1ポイント低下)となります。この
数値は、あくまでも10月1日現在の数値で、実際に昨年度末時点では大学(学部)98.0%、短期大学97.0%、専修学校(専門課程)96.8%とい
う結果となっています。
今年は、新型コロナウイルス感染症の拡大が就職活動や経済に大きく影響していることがわかります。短期大学の内定率が低くなっている理由の
一つとして、保育士等の資格職の実習が新型コロナウイルス感染症拡大のために遅れていることが考えられます。 本学では、多くの卒業年度生が
今まさに幼稚園実習・保育所実習に取り組んでいるところですが、11月12日時点での進路決定状況は85.7%となっています。この数には、関西
学院大学に編入予定の7名も含まれています。

就職に関しては、試験日がまだで受験待ちをしている学生や、自分の適性にあった就職先を選んでいる学生もいます。
将来にかかわる重要なことですので、慌てることなく、自分の特徴が生かされる職場を慎重に選んでほしいと願っています。
本学学生の採用を希望する保育職の求人票は2,000件を超えています。長年の伝統と信頼関係によって、本学の就職は支えられているのです。
保育という職業は、「こころとからだ」を育む職業です。これはどのようなご時世になっても、人間にしかできない仕事です。本学は、今後も多く
の人から愛される人を育てるために、保育者の養成を続けてまいります。

※報道発表資料
  <大学・短期大学・高等専門学校及び専修学校卒業予定者の就職内定状況調査>

◎学校推薦型選抜入試(A・B・指定校)(2020.11.21)

本日、学校推薦型選抜入試のA・B・指定校を実施しました。

受験生のみなさん、おつかれさまでした!
当初は緊張した表情でしたが、試験が終わるとやはりホッとしたのか、笑顔で帰っていく姿が印象的でした。
合格発表まで、少しの間お待ちください!

次の入試は、12月12日(土)の学校推薦型選抜入試Cと総合型選抜入試Ⅱ期Aになります。
総合型選抜入試Ⅱ期Aについては、以下リンク先をご参照ください。
  <総合型選抜入試>追加日程のお知らせ

◎学校推薦型選抜入試(A・B)の出願開始(2020.11.02)

ハロウィーンも終わり、11月が始まりました!

11月になったということで、今日から学校推薦型選抜入試(A・B)の出願も始まっています。
受験を考えている高校生のみなさん、期限に遅れないよう注意してください。
(なにか不明点等あれば、お気軽にお問い合わせください!)

今日はあいにくの雨模様ですね。
写真は今日のキャンパスですが、2年生は実習中、1年生はオンライン授業の日ということで、いつもより静かな1日です。

◎保育士等の給与の改善の動き(2020.10.27)

【学長のつぶやき】

保育士等の仕事は、給与が安いと聞いたことはありませんか?
また、保育士が足りていないという話も聞いたことがあるかもしれません。
今、国の施策として、子育て支援の充実、質の高い幼児教育・保育の実施の取り組みが重点的に行われています。
実は保育士等の給与に関しては、2013年度より改善が毎年行われてきました。2020年度には、2012年度と比較して
月額約45,000円も給与が上昇しています。
また、知識・技能を深めるために本学でも開講している保育士等キャリアアップ研修(現職研修)を受けると、さらに
月額最大40,000円の手当てが出る仕組みになっています。
保育士資格を取得するための修学資金貸付(5年間実務従事により返還免除)、就職準備金など、様々な面から保育士の
人材確保策が行われています。
安心して働ける仕事、それがこれからの「保育」なのです!

保育士等の処遇改善の推移データはこちらからご覧ください。
  <保育士等の処遇改善の推移>

◎うるわしの白百合(2020.10.25)

【NHK連続テレビ小説「エール」で歌われた讃美歌】

NHK連続テレビ小説「エール」の第18週「戦場の歌」は、いつもの明るいタイトルバックも主題歌も流れない重く、暗い1週間でした。
(NHKでは大反響を受け、25日深夜にこの週の5回を再放送。)
その中で、終戦を迎え、薬師丸ひろ子(クリスチャンの関内光子役)が焼け跡で歌った讃美歌「うるわしの白百合」に、多くの人が心を
打たれたと思います。

うるわしの白百合  ささやきぬ昔を
イエスきみの墓より  いでましし昔を
うるわしの白百合   ささやきぬ昔を
百合の花、ゆりの花  ささやきぬ昔を
 『讃美歌』496(19世紀のアメリカの讃美歌を訳したもの)

白百合は、イエスの復活のシンボルで、イースターリリーと言われる真っ白な鉄砲百合(テッポウユリ)のこと、すべてが終わったかに
見える暗闇に、さしこむ希望をあらわしています。

写真のように、聖和短大では、毎年のイースター礼拝を、イースターエッグとこの白百合で祝ってきました。
今年はコロナの影響でそれがかないませんでしたが、秋学期、学生たちがキャンパスに戻り、讃美歌が流れ、礼拝が静かに行われ始めて
います。自由に歌うことのできない日々、笑顔で出会えなかった重苦しい日々から、キャンパスにも少しずつ、新しい希望がやってきて
います。

(聖和短期大学宗教主事)

◎聖和生のつぶやき(2年生)(2020.10.24)

保育科2年生は入学してから1年半が経ちました。来週からいよいよ幼稚園と保育所の実習が始まる2年生に、今「感じていること」
「楽しかったこと」「聖和のアピール」「対面授業のよさ」など、自由につぶやいてもらいました!

「私は9月に3日間あった保育体験実習が楽しかったです。コロナの影響により実習が延期となってしまったりオンライン授業になったり
と不安な中、キャンパス内で実習が行えたのは聖和の特権だと思いました。対面授業でも、校舎を改装して感染対策していたのでとても
安心して学校に行けました。‥‥」
「自粛明けで友だちに会ったときに綺麗な姿で会いたいと思い、‥‥」
「最近、私が幼稚園の先生を目指すきっかけになった‥‥」

続き、そしてその他のつぶやきは以下からご覧ください。
  <聖和生のつぶやき(2年生)>

◎新しい時代の幼児教育・保育を(2020.10.22)

【学長のつぶやき】

幼稚園、保育所等の保育内容を示した「幼稚園教育要領」「保育所保育指針」「幼保連携型認定こども園教育・保育要領」が2017年に改定しました。
今回は特に、2030年頃の社会のあり方を見据えて、その時代に生きる子どもの将来を見通した姿を考えたものでした。

子どもの未来に関する予想
・「子どもたちの65%は、大学卒業後、今は存在していない職業に就く」
     キャッシーデビットソン氏(ニューヨク市立大学大学院センター)
・「今後10〜20年程度で、約47%の仕事は自動化される可能性が高い」
     マイケル・A・オズボン氏(オックスフォード大学准教授)
参照  http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/attach/1364310.htm

将来も必要とされる幼児教育・保育
職業の未来予測に関して株式会社野村総合研究所が、人工知能やロボット等による代替可能性が高い100種の職業と低い100種の職業を予測しています。
人工知能やロボット等による代替可能性が低い職業の中に「幼稚園教員」「保育士」は入っています。

今後の幼児教育・保育に求められるもの
保育者は、歌を歌ったり、ピアノを弾いたり、制作ができたり、体操をするといったイメージがあるとおもいます。本当にそれだけでいいのでしょうか。
子どもの将来を見据えた教育をするために、本学ではカリキュラム改定をいち早く文部科学省に届け出を行い、2018年度入学生より実施しています。
幼児教育・保育の役割は、「子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培う」(保育所保育指針)ことです。「現在」の価値観は
「未来」に通用しません。子どもの「望ましい未来をつくり出す」こと、すなわち、目先の効果を期待して行うのではなく、長期的な視野のもと「生涯にわ
たる人間形成の基礎をつくること」が必要です。「どのような子どもに育てたいか」この視点を持つ「質」が重要なんです。

「聖和」は、常に保育の先端を走り続ける「聖和」でなければならないと思っています。

◎実習への抱負(2020.10.16)

2年生の幼稚園実習、保育所実習が近づいてきました!
本来は4月から7月にかけて行う予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、非常に残念ながら中止しました。
文部科学省はこのような事態を受け、実習に行かなくても幼稚園教諭等の「免許」が取得できるよう規制緩和をしましたが、
実習は聖和の教育の根幹といえるもの!
そこはカリキュラムや時間割を変更、実習受入先とも交渉し、いよいよ10月26日から実習に取り組むこととなりました。
2年生は実習に向けて、夏休みにキャンパス内にある聖和乳幼児保育センターで「保育体験実習」も経験しています。
座学では学ぶことのできない教職や福祉職の「こころを育む」実習となり、聖和生が輝くことを祈っています!

2年生の実習への抱負を紹介します。
「実習が始まることに、子どもたちにやっと会えるわくわくした気持ちと、責任実習と記録、職員との関わりの場面で
 緊張や不安な気持ちがあります。しかし、このような状況の中でも実習をできることに感謝し、積極的に子どもたち
 と関わり、様々なことを学んで、自身に繋げられるように精一杯頑張ります。」

その他2年生の抱負は以下からご覧ください。
  <実習へ向けての抱負(2年生)>

◎総合型選抜入試実施(2020.10.11)

2021年度入学生向け入試がいよいよ始まりました!
本日は総合型選抜入試を実施。
受験生のみなさん、1日お疲れさまでした!

◎初めての実習(2020.10.08)

10月から、1年生の「教育保育参観実習」が始まりました!
この実習では、幼稚園・保育所に行って実際の保育を参観し、保育環境、子どもの活動、保育者の援助について学びます。
参観が終われば、その後、担任の先生から自分が見ていた保育場面の意図などについて直接説明してもらい、理解を深めます。
この科目は聖和の独自科目となっており、実践力を重視している聖和の特徴を表しています。

◎出張授業(2020.9.24)

伊丹北高等学校の「子どもの発達と保育」の授業3回分を、聖和の先生で担当させてもらっています。
本日は2回目、山内先生が『言葉とリズムと動き』をテーマに、高校生のみなさんに色々な表現活動をやってもらいました!
こういった授業をきっかけに、より保育に興味を持ってもらえれば嬉しいですね!

◎秋学期開始(2020.9.23)

秋学期が始まりました!
引き続きオンライン授業と併用ですが、対面授業の機会も春学期に比べると増える見込みです。
キャンパスに学生の声が響いていると、やはり嬉しいですね!

◎オープンキャンパス(2020.7.26)

あいにくの雨模様でしたが、本日のオープンキャンパス、無事に終了しました!
初の試み、在学生とのZoom懇談会も非常に盛り上がっており、一安心。
次回は8/1(土)の開催になります。
ご興味ある方はHPから申し込んでください!

◎1年生登校日(2020.7.16)

今日は1年生にとって久しぶりの登校日、合同アドバイザーアワーでした。
入学以来、オンライン授業が続いていますが、今日の登校日で少しでもキャンパスの雰囲気を味わってもらえたらと思います!

◎From Seiwa Chapel「今日も愛を着ていこう」(2020.7.9)

2020年の春学期は、聖和の長い歴史のなかで初めて、入学した学生と会えないまま授業が進み、授業と共に必ず守って来た学校礼拝を実施できないという日々となりました。

その間、From Seiwa Chapelとして発信した宗教主事からのメッセージも今回で終わりとなります。

実は今、とても気になり、反省させられていることがあります。

学期末になると、学生の皆さんに各授業の評価アンケートをするのですが、その自由記載に、読んだ相手が傷つくような心ない言葉を書く学生が、ごく少数ながらいるというのです。

聖和短大の求める学生像には、「子どもを愛し、子どものために…努力する人」の項があります。そうして入学した学生に、聖和は、「自分を愛し人を愛する心」を養う教育を行い、「他者、特に幼い者や社会的弱者を愛し、仕える人」として育て、社会に送り出すことを使命としています。

SNS上での誹謗中傷によって、自死に追いやられたケースを見るまでもなく、わたしたちは、言葉や文字が暴力となることをよく知っています。また、逆に思いのこもった言葉や文字にどれほど、人を生かす力があるかも知っているのです。それがわかっているのに、どんなときでも、誰に対してでも、思いやりに満ちた言葉を使うのは、本当に難しい…。

聖書は、そんなわたしたちに、愛を身にまといなさいと語ります。

無条件に無制限に注がれる神の愛で身を包んで、イエスさまを着て、今日も一日を過ごしましょう。

◎From Seiwa Chapel「しつこく、しつこく」(2020.7.2)

「求めなさい。そうすれば、与えられる」古めの言い方では、「求めよ、さらば与えられん」というイエスさまの言葉、聞いたことがありますか。

なんだか、すごく都合がいい。でも、人生、求め、探し、門を叩いたからといって、いつも思い通りになるはずがありません。

では、この言葉は、なに?

山浦玄嗣先生は、本来の意味を表すとこういう訳になるといいます。この命令形は、継続命令なのだそうです。

しつこく、しつこく願い続けなさいと、イエスさまは言っておられるのだと。

「アイス食べたーい」みたいな欲求ではなく、何年も、何年も、わたしが心から願っていることってあるだろうかと、改めて考えました。

あんまりたくさんはない気がします。どうしても、どうしても…の願い。それは、突き詰めると、自分の生き方の根幹に関わることや、世界のありように関わることであるように思います。

こんな人でありたい、こう生きたい、どんなに小さないのちも幸せであってほしい。見えるところが苦難の連続でも、なお願い続けることというのは、そんな切実さがあるものだけだと思うのです。

日本の蒸し暑い夏と共に、本当に大変だったこの学期が終わろうとしています。ベタベタと暑いと、食べ物も、寝具も、お肌も、人も?さらり、さっぱり、すっきり、あっさり…がいいものです。

でも、あなたのどうしても、どうしてもの夢、一心の思いは、絶対にあきらめてはいけないよ、その願いのために今できることをし続けなさい、そんな言葉なのだと思います。


 

◎From Seiwa Chapel「無茶ぶりではなくエールとして」(2020.6.25)

人生には「まさか!」の坂があると言いますが、今も、思いがけない困難や別離に直面している人たちがいると思います。

また、なんで自分ばかり大変な目に遭うんだろう…逃れたい、避けたいと思っている人もいるでしょう。わたしもしょっちゅうそう思います。

旧約聖書の士師記に登場するギデオンのお話は、彼が隠れているところから始まります。

ミディアン人という大敵が、イスラエルに攻め込んでは、農作物も家畜も根こそぎ奪い取っていくので、ギデオンは、大きな樽のなかでこっそり農作業をしていました。

そこへ神さまの使いがやってきて、呼びかけます。「勇者よ!」「え…?」

しかも、次には神さまが直接ギデオンに言ってきます。「あなたは、ミディアン人からイスラエルを救うことができる!」「は…?」

自分の弱さ、小ささを訴えるギデオンに、神さまはまっすぐに語ります。「あなたのその力をもって行きなさい」「わたしがあなたと共にいる」

自分なんか駄目だ、無理だと思う、今のあなたのままで、等身大のあなたのその力で歩け、わたしが共にいてあなたを行かせると。

なんだか、不思議に勇気づけられる言葉です。出来ないことを数えないで、今のわたしを受け容れてみよう―与えられている「あなたのその力」が、注がれている恵みが、少しずつ見えてくるような気がします。


 

◎From Seiwa Chapel「イエスさまの“おやすみ”の声」(2020.6.18)

最近「おやすみ」とりましたか?

通学や通勤がなくなって、家にいたとしても、逆にオンとオフが切り替えにくくなり、心もからだもずっと「休まらない・安まらない」日が続いている人が多いのではないでしょうか。

これは、聖書に記されたイエスさまの言葉の中でも、特に有名な?ものだと思います。

2000年もの間、人々を慰める響きをもって読み継がれてきました。

このところ、わたしのもとに、この春、卒業式ができないまま聖和を巣立っていった卒業生や、ずーっと前の卒業生から、近況を伝えるメールがぽつぽつと送られてきます。

アドバイザークラスの学生のみんなと、画面で個人面談をしていても、教職員と話をしても、オーバーワークの人が溢れているように思います。

この数ヶ月、突然変わってしまった世界のなかで、無我夢中で走ってきて、「疲れた…」と心底感じる私たち。やってもやっても終わらない仕事と課題をみているだけで、うずくまってしまう私たち。

そんな私たちに、イエスさまは、「頑張れ!」ではなく「休ませてあげよう」と言われます。一息ついてごらん、心を休めて、安心しなさいと。

そう言うイエスさまも、地上での人生は多忙と苦労に満ちたものでした。それでも、どんな時も変わらず、帰ることのできる天の我が家があり、迎え入れてくださる父なる神さまがおられることを、イエスさまはご存知だったのです。

それで、その安心と深い愛へと、今日もわたしたちを招いてくださっています。

 

◎From Seiwa Chapel「命を選ぶ、愛を選ぶ」(2020.6.11)

全米から世界各地へ、警官による黒人男性の死への抗議が広がっています。

身近なところで、家族をボーガンの矢によって死に追いやった青年がいます。

インドでは、貧困家庭の14歳の少女がオンライン授業を受けられないことを悲観して、自らの命を絶ったといいます。

旧約聖書に書かれた古代エジプトのお話。

強大な権力をもったファラオ(エジプト王)から、赤ちゃんが男の子だったらその場で殺せと命じられた二人の助産婦さんがいました。

シフラとプアです。二人は、命が生み出されることを助ける仕事だったのに、命を奪うことを強要されたのです。命令に背けば、自分の命が危険でした。

けれども、彼女たちは「神を畏れていたので、男の子も生かしておいた」(出エジプト記1:17)。そして、したたかにしなやかに、ファラオの脅威をユーモアたっぷりの智恵で切りぬけます。

私たちの人生は、選択の連続です。

朝目覚めて「起きる」か「起きない」か、から始まって、究極的には今日も「生きる」かそれとも「死ぬ」か、この相手を「生かす」か「殺す」かを、目の前に置かれています。

そして神は、命のほうを選んでほしいと言われます。自分自身を、周りの人たちを、そして神を、憎むより愛することを、殺すより生かすことを、そして、自ら生き生きと生きることを、わたしたちは選べるのです。


 

◎オープンキャンパス(2020.6.6)

久しぶりのオープンキャンパスを開催しました。
ご参加頂いたみなさま、ありがとうございました!
事前申込制で人数を制限し、時間も短縮し、在学生の参加もなしと、かなり制限がありましたがいかがでしたでしょうか。
すこしでも聖和の雰囲気を感じ取ってもらえたのであれば嬉しいのですが。
次回開催は6/20(土)になります。ご興味ある方はぜひご参加ください!


 

◎From Seiwa Chapel「風に吹かれてスゥイング」(2020.6.4)

今週の日曜は、ペンテコステというキリスト教の祝祭でした。

目には見えない神さまの息吹を感じ、神さまからの風に吹かれる幸せを祝う日です。

最近は、じめっと暑い風が吹くようになりましたが、みなさんは、どんな風に吹かれて人生を歩みたいと思いますか。

これは、イエスがニコデモという人に語ったことばです。

ニコデモは、ユダヤ教の戒律を厳しく守り、議員という立場にある立派な人でした。常識的で真面目で、神への固い信仰ももっていたようです。

でも何か物足りなかった、それで夜こっそり、自分より若いイエスを訪ねてきたのでした。

そのエライ議員さんに、イエスは、新しく生まれ変わりなさいと言います。私たち人間は、神さまの思いのこもった息に生かされている存在であり、神さまからの自由な風は、私たちを生き生きと大胆に、生かそうと吹いているよと語るのです。

「一歩踏みいだすのさえ/容易なわざではない/ちがった一言を云うのさえ/此の社会ではむずかしいのだ/でも 私はゆこう」(八木重吉『神を呼ぼう』)

よどんだ空気の中にいると、息苦しくなります。周囲の目や圧力は、私たちを縮こまらせます。

「でも 私はゆこう」、背中をおしてくれる爽やかで力強い風は、今も神さまから、あなたのところに吹いています。


 

◎From Seiwa Chapel「Thy Will Be Doneの学校」(2020.5.28)

5月27日は、学校法人聖和大学の創立記念日でした。

もともと3つの別な名前を持った学校が順に合同し、1941年「聖和」Holy Union(聖なる和合)という名前を初めて使うことになりました。

その聖和女子学院の開校式が行われたのが、5月27日でした。

名前ってとても不思議です。たかが記号ですが、存在そのものを表します。自分の名前は、自分自身なのです。学校の名前も同じです。

「聖和」という新しい名前を名乗ることは、今までの愛着ある名前、学校の存り方を手放すことでした。

聖和女子学院がスタートするとき、学生、教職員で六甲山へ遠足にいった写真があるのですが、(特に教員が)なんともぎこちなく写っています。違う生き方、違う文化と物語を持ってきたのですから当然です。いろんな不本意と違和感だらけだっただろうと想像します。それがどうして「聖和」になっていけたのでしょう?

2009年、学校法人関西学院との合併によって、学校法人聖和大学は閉じられました。

その時、聖和の歴史を本に残すことになりました。聖和を表すその本のタイトルは、Thy Will Be Done(神のみ心がなされますように)という祈りの言葉です。

自分の思いだけに固執すると出来ないことがたくさんあります。神さまがわたしに願っていることは何だろう、それを尋ね求めて他者と共に生きる道を「聖和」は、今も教えてくれています。

 

◎From Seiwa Chapel「怒るに遅い人」(2020.5.21)

聖和の源となる3つの学校のうち1つを創立したメアリー・I・ランバスは、関西学院の創立者W・R・ランバスのお母さんです。

このランバスファミリー、「不平を言う術(すべ)を知らぬ人たち」と呼ばれていました。

不満や怒りを口する仕方すらわからなかった人たち!驚きです。めったにお目にかかれません。

こちらは、旧約聖書に登場するヨナと神さまの会話です。

死にたいくらい怒っている原因は、ヨナの頭上に木陰をつくっていた「とうごまの木」が急に枯れてしまったから、でした。神さま相手に、こんなにブーブー言えるのはある意味すごいですが、こんな人は聖書の中に限らず、そこら中に見ることができます。

他人を探すまでもなく、わたし自身が最近とみに怒りっぽい気がします。さっきも本当に些細なことに腹を立てている自分を見つけました。次から次へと当然起きてくる「自分の思い通りにならない」ことに、いちいち、すぐに憤っている…。

今日のタイトル「怒るに遅い人」は、「人はすべて…怒るにおそくあるべきである」(ヤコブ 1:19口語訳)という聖書の勧めです。

「怒ることを知らない人たち」が創ったこの学園につながる私たちは、プンプン、イライラが蔓延する社会の中で、「怒らない人」は無理だとしても、せめて「怒るに少し遅い人」になりたいものですね。


 

◎From Seiwa Chapel「失敗だらけの人生も」(2020.5.14)

聖書には、イエス・キリスト以外にも、たくさんの人が登場するのですが、その人たちの共通点をあげるとしたら、

それは、「失敗する」ということではないかと思います。

この言葉は、後に偉大な使徒(イエスに従い、その教えを伝える人)となったパウロという人が、生涯一の大失敗をしたときに、間違いに気づいて思わずつぶやいた一言です。

「あぁ、神さま、いったいどうしたらいいんですか」―と。

お手上げのこの気持ち、よくわかります。わたしも失敗だらけの人生を歩いてきました。

スマホやパソコンの操作が上手くいかない!といったミスから、恥ずかしくて身の置きどころがない「しまった!」というのもあれば、今思い出しても「取り返しがつかない」とうめきたくなることまで、大小さまざまな失敗のオンパレード。

しかも、「わたしたちは皆、度々過ちを犯す」(ヤコブ3:3)、分かっていても失敗を繰り返します。言わなきゃよかった、やらなきゃよかった…くよくよするばかりです。

ところが聖書は、そもそも「失敗するのが人間」だと、前提にしているようなのです。

そして、「わたしたちは、四方から苦しめられても行き詰まらず、途方に暮れても失望せず、虐げられても見捨てられず、打ち倒されても滅ぼされない」(コリントⅡ4:8、9)というのです。

それでも、それでも、生きていける!そんな神さまの不思議な力につながれて、それでも、それでも、生きていこうか!

 

◎上ケ原キャンパスフィールドワーク(2020.5.11)

本日は、当初の予定では1年生全員での上ケ原キャンパスフィールドワークの日でした。
残念ながら延期となってしまいましたが、どこかのタイミングで行けるようにしたいと思います。
写真は昨年度のものですが、上ケ原キャンパスと言えば時計台と中央芝生!
全員での記念撮影もいい思い出です。


 

◎From Seiwa Chapel「Keep Silence も大切に」(2020.5.7)

日本赤十字社は今、コロナウイルスがもたらす3つの感染を防ごう!と呼びかけています。その3つとは、「病気・不安・差別」です。

その真ん中にいる「不安」の感染について、聖書の中でとっても不安だった人たちの記事から考えてみましょう。

この王様の名前はアハズ、民はユダという小さな国の人々でした。

新アッシリア帝国(紀元前700年代)とそれに対抗する諸国同盟の板挟みにあって、どちらについても、もう片方から攻められ、国を滅ぼされるだろうという危機に直面していました。

アハズ王とみんなの心は、葉っぱや枝が暴風にあおられて今にもちぎれそうにざわめくようだったと言います。

どうなるのだろう、どうしたらいいのだろう、自分たちの力が到底及ばない出来事におじけづき、情報に翻弄され、心配と恐怖に陥って、いろいろ策を練ってみるもののうまくいきません。

ずっと緊張状態を強いられて、いたずらに動きまわるユダの国の人々の姿は、なんだか今の自分のようです。

そこで神さま(主)は、イザヤという預言者(神の言葉を預かり人々に伝える人)に語ります。

「落ち着いて、静かにしていなさい。恐れることはない。」ジタバタするのをちょっと止めて、深呼吸してみましょう。

「だいじょうぶ、そのままでダイジョウブ」神さまの語りかけに耳を澄ませたいと思います。

3つの感染症「病気そのもの・不安と恐れ・嫌悪/差別/偏見」について、ぜひ日赤サイトをお読み下さい。

「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう!~負のスパイラルを断ち切るために~」http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html


 

◎From Seiwa Chapel「4月のプレゼント」(2020.4.30)

4月の最後の日を迎えました。怒涛(どとう)(激しく打ち寄せ荒れ狂う大波)の中での1カ月だったと振り返ります。

今月、わたしたちそれぞれに届けられた「贈り物」は何だったのでしょう。

わたし、実は4月生まれで、今年は緊急事態宣言が出されたさなかにお誕生日がやってきました。

こんな時なのに覚えてくださる人たちがいて(「おめでとう」メールをくれた保2の学生までいて)、こんな歳なのに有形無形のプレゼントに囲まれ、とても幸せなお誕生日でした。

「あなたが大事だよ」というメッセージは、元気や生きる力を与えてくれます。

会議も授業もオンライン…がもたらすしんどさや苦しさは想像以上のものですが、あらためて、聖和キャンパスでの日々、学生、教職員、あなたがいてくれることのかけがえのなさを感じます。

忘れていた大切なもの、真実なことを求めなさい、気づきなさいというプレゼントなのかもしれません。

PCの中に、「4月のプレゼント」と題された17年!も前の学校礼拝でのお話原稿をみつけました。

そこには、こんなことが…「昨年から、子どもたちがお小遣いでプレゼントを買ってくれるようになりました。可笑しかったのは下の子です。

前日の夜から、ひっきりなしにどれだけ迷ったか言い続け、『喜んでくれるかなぁ、早くあげたい』、最後には『179円だったんだ。200円出して21円お釣りもらった』と。

9歳の子どもが1ヶ月300円のお小遣いから179円を使い、『プレゼントする』ことを喜んでいるのです」。

イエスさまのことばとして、ずっと受け継がれた今日の聖書を思い出しました。

 

◎From Seiwa Chapel「たった一人の夜」(2020.4.27)

夜、それも疲れ切っているのに眠れなかったりすると、家の中には誰かがいても、自分が「たった一人」でここにいる、

とても小さな存在だと感じることがあります。

心配や後悔、出来そうにないことなど、マイナス思考が押し寄せ、無力感でいっぱいになってしまいます。

そんなときわたしは、羊を数えたり、呼吸に意識を集中して、なんとか眠ろうとするのですが、羊より不安の方が増えだして、ますます眠れなくなります。

あんまりな時は、あきらめて起き出し、夜空を眺めたり、お水を飲んだり…。でも、何をしても駄目なときはあるものです。

苦しい想いがぐるぐると自分の中だけで回ってしまうと、どうすることもできません。

そんなときの最後の手段は、深夜にとても迷惑ですが、「誰かに気持ちを聞いて(読んで)もらう」か「誰かの声を聞く」こと。

上の聖書のことばは、ヤコブという若者が、ひとりぼっちの旅の途中、夜になって仕方なく道端で石を枕に(できる⁇)眠っていたとき、夢で聞いた神さまの語りかけです。

実はヤコブ、大事件を起こして兄から命を狙わることになり、家から逃げだしてきたというワケありの状態でした。

そんなダメダメな野宿の夜に、夢の中で神さまはヤコブの傍らに立って、「わたしは共にいる」と言ってくださったのです。

人は皆、つきつめれば「たった一人」。

けれども、そんな夜にも一緒にいてくれる誰かの存在を感じて、わたしたちは「たった一人でも大丈夫」だと思うことができるのです。


 

◎From Seiwa Chapel「希望はつづく、どこまでも」(2020.4.23)

今日4月23日は、聖和短期大学イースター礼拝、お天気が良ければ聖和の森でエッグハンティングをする予定でした。

最近は日本でも春になると、パステルカラーの卵やお花、可愛いウサギやHappy Easter!の文字を目にしますが、

イースターってなんでしょう?

イースターは、キリスト教の三大祝祭のひとつで、イエスさまが十字架の死の三日後によみがえられたことを記念する復活祭です。

「復活」は、キリスト教の中でもいちばんわかりにくいことですが、キリスト教がいちばん大切にしている素晴らしいメッセージでもあります。

ところで、今日の聖書「希望はわたしたちを失望させない!」は、私の名前「のぞみ」の基になったことばです。

神さまがくださる希望という名前で生きるように…と。

イエスさまの死に直面した人たちは、「もうダメだ」「何もかもおしまいだ」と絶望していました。

けれども、イエスさまはよみがえって、死はThe end.ではないということを、どんな行き詰まりにも必ず新しい始まりがあることを、

希望は決して失望に終わらないことを、わたしたちに示してくださったのです。

こんな時だからこそ、うつむいているみんなに届けます。

“Happy Easter! イースターの希望があなたにありますように!”



◎From Seiwa Chapel「光の種として生きる」(2020.4.20)

キャンパスの礼拝堂(チャペル)で学校礼拝ができない間、From Seiwa Chapelと題して、

短期大学宗教主事よりメッセージと聖書のことばをお送りします。


聖和短大の学歌「新しき歌」には、「この国にいしずえ深く、光の種は蒔かれたり」という歌詞があります。

聖和は歴史の中で光の種として、この国に建てられた学校だという意味です。

そしてその目的は、「となりびとに手をさしのべ、幼き者の友として、神の畠(はたけ)を耕すために」と歌われています。

そんな聖和の学生、卒業生はみんな、小さな「光の種」です。

それぞれの置かれた場所で、光の届かない暗がりで、冷たい視線や言葉が飛びかう時に、小さな光をともしましょう。

「だいじょうぶ」「わかるよその気持ち」「大好きだよ」そんなひとことも、あなたの優しい笑顔も、「光」になります。

イエスさまもこんな風に、わたしたちを励ましてくださっています。さぁ、光の種として生きましょう。

 

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