みてみよう!あなたもしているキリスト教教育(保育)
―田村直臣のキリスト教教育論を鏡として―
♦講 師 : 小見 のぞみ(聖和短期大学教授 RCCEC 主任研究員)
♦コメンテータ&対話者 : 中道 基夫 (関西学院大学神学部教授 RCCEC 研究員)
♦日時:2017年9月7日(木) 16:30~18:30
♦於:関西学院 西宮聖和キャンパス 山川記念館2階 メアリー・イザベラ・ランバスチャペル
今年の公開講座は第1部として小見のぞみ先生による講演があり、休憩を挟み第2部では小見 先生の講演を受け、コメンテーター&対話者として中道基夫先生に加わって頂き、質疑応答形式でのディスカッションや会場の参加された方々からの質問などにも答える形での講座となりました。
第1部では小見先生が永年、研究されてきた「田村直臣のキリスト教教育論を鏡として」の視点から、その生涯と働き、彼のキリスト教教育・保育論の特徴、そして田村の教育論を鏡として見えてくるもの・問われていることなどについて講演があり、子どもの権利擁護、「日曜学校」教育、教育の方法など、彼の考え方、生き方を通して、キリスト教教育・保育について改めて問いかけられ、小見先生がとても熱く語られた講演でした。 第2部に入り、中道先生より田村のキリスト教についての捉え方や「子ども本位」を打ち出すためには何が必要か、などの様々な投げかけがされ、参加者からの質問も併せてのディスカッションとなり、会場一体となって共に考え、普段、私たちがキリスト教主義で行っている教育・保育について改めて見つめ直す良き学びの機会となりました。
私たち1人1人が、何を基本にどこを見ているのか、またどのように考え教育・保育を行っていくのか、 最終的には自分がどう生きるのかが問われるのではないか、との思いに至った次第です。
当日は天候が悪く雨の中ではありましたが、遠くは東京、広島、九州、福井、和歌山方面からの参加者もあり、多くはキリスト教主義の幼稚園・保育所・大学や教会関係の方々が来られ、総数は78名となりました。
聖和短期大学 キリスト教教育・保育研究センター(RCCEC)
センター長 髙田 正久
~コメンテーター&対話者の中道基夫先生と共に、“熱く語られる”小見のぞみ先生~