今週のSEIWA(2026)

2026.06.02

梅雨に濡れる木々の緑がやわらかく映え、キャンパスには静かな美しさが広がっています。
今回は山内先生が留学生としてオーストリアで過ごされた時の「夢中」について紹介してくださいます。


「私の推し活!?」 山内信子


オーストリアにあるザルツブルクで音楽漬けの留学生活を送っていた時のお話です。ザルツブルクは、かの有名な作曲家 W.A.モーツァルトが生まれた町であり、映画「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台にもなった町です。夏の音楽祭には、世界中から著名な音楽家やクラシック愛好家が集まるため、夏の約 2 か月間は一気に華やぎ、町全体が音楽一色となります。しかし、夏の音楽祭や春の祭典など特定の期間を除くと、オペラやバレエ、大編成のオーケストラによる演奏会はあまり上演されることがありません。そこで学生らが聴きに行くのは、決まって首都ウィーンにある国立歌劇場や楽友協会コンサートホールでした。当時、学生券や立ち見席がなんと!日本円換算で 400 円ほどでした。そのチケットを入手するには、公演当日に配布される整理券を求めて、何時間も並ばなければなりません。ザルツブルクからウィーンまでは列車で片道約 3 時間半、劇場では整理券の入手のために数時間並び、入手後は夜の開演時間まで待つのです。それでも、お目当ての公演を興奮しながら鑑賞し、鑑賞後には深夜に戻る列車のなかで友人たちと共に感動を分かち合い、意見を交わし、余韻に浸りながら家路についたものです。

写真:ウィーン国立歌劇場

テキスト ボックス 3, テキスト ボックス

専攻のピアノレッスンでは、取り組んでいる楽曲の分析はもちろんのこと、楽曲が作られた時代背景や作曲家について、あるいは言語や文化に至るまで、さまざまなことを問われました。指導教官から「この場面は〇〇オペラの〇〇の場面をイメージして」や「○○交響曲に代表される、この調は、どんなイメージ?」と、楽曲理解には膨大な知識や鑑賞が必要であることを突きつけられました。今、振り返れば、朝から晩まで音楽のことしか考えずに過ごせた夢のひと時。友人たちとまるで「推し活」のように足しげくウィーンに通っていたことを、懐かしく思い出します。

(山内信子)

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新緑の季節になりました。特にキャンパスにある「聖和の森」は緑にあふれ、学生、教職員、そして園児さんたちを優しく包み、元気を与えてくれます。 

今回は、小山先生が学生時代に熱中していた、夢中になっていたことを紹介してくださいます。 

「弾いて歌って!“つないで”くれたバンド活動」 

私が学生時代に夢中になったことの一つがバンド活動です。当時は世の中もバンドブームで、たくさんの格好いいバンドがありました(今も続いて活動されているグループもありますね)。 

大学に入学して最初の新緑の季節に、友人が「○○くんたちがバンドやるんだって」と話してくれました。「じゃあ僕たちも!」という単純な気持ちで私もバンドを始めることになりました。バンドというと、ボーカル、ギター、ベース、ドラムスなどのメンバーが揃った形が主流でしたが、私のグループは今でいう「ユニット」で、2人だけで両方ともギター兼ボーカルという、ある意味「時代を先取りした(?笑)」グループでした。 

オリジナルの曲も演奏しましたが、主には当時大好きだったZIGGYというバンドの曲をエレアコ(エレクトリック・アコースティックギター)でアレンジして演奏していました。大学での定期的なライブや学祭での演奏、また近隣のライブハウスでのライブをしました。ある時は、六甲アイランドの大きな会場で兵庫県の大学が一堂に集ってのライブにも参加しました。今、思い出しても一生懸命過ぎず、でも真剣に打ち込んで夢中になって楽しんだ時間でした。 

そんなバンド(ユニット)活動でしたが、たくさんの素敵な曲に出会えたこともそうですが、なにより色とりどりな人たちとの出会い・関係をつないでくれたことが、今思うと一番の喜びでした。学部や学年の違いを超えて、学校や年齢の違いを超えて、多くの人々との素敵なつながりをくれたのが音楽であり、バンド(ユニット)活動でした。そのつながりは、時間を越えて30年経った今でも続いています。 

あなたもぜひ、関学短大で夢中になれるモノ・コトと出会ってほしいと思います。またそのモノ・コトをとおして出会う人々とのつながりを大切にしてください。そのつながりはあなたの人生をきっと豊かにしてくれると思いますよ。 

※本投稿の画像は、生成AIを用いて作成しています。 

(小山 顕)

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新年度になりました。春の気配に包まれ、新入生を迎えたキャンパスは活気に満ち溢れてい
ます。
教員による投稿「Teachers’Voice」の 2026 年度テーマは「学生時代に夢中になっていた
モノ・コト」です。
先生方が学生時代に熱中していた、夢中になっていたモノ・コトを紹介していただきます。
今回の担当は坂口先生です。

「走って跳んで投げた学生時代」(教員による投稿 「Teachers’ Voice」2026.4.24)
私の学生時代に熱中していたものは「部活動」でした。中学生の頃から陸上競技を始めて、
大学生になっても体育会陸上競技部に所属して競技場で練習する毎日でした。また、専門種
目は十種競技だったので、朝から晩まで競技場にいることが多かったです。
皆さんは十種競技という種目をご存知でしょうか。100m、走幅跳、砲丸投、走高跳、400m、
110mH、円盤投、棒高跳、やり投、1500m を 2 日間かけて行い、それぞれの記録を点数に
換算してその総合得点を競うという競技です。日本ではあまり良く知られていませんが、ヨ
ーロッパなどでは陸上競技の王様「キングオブアスリート」として称えられます。
私自身の競技成績は高くありませんが、様々な種目を経験したことで種目ごとの特徴や
種目間で共通することなどを知ることができました。また、スポーツを深く探究することや
その面白さを知ることができました。これが、今の自分の仕事につながる土台になっている
と思います。


現在、体育・スポーツの研究者として子どもを対象に研究を進めています。子どもの体力・
運動能力の低下が取り上げられる機会が増えている中で、体力・運動能力を高めるために、
幼児期にどんな運動を経験することが大事なのか、どんな方法で運動能力を高められるの
かなどを明らかにできればと考えています。加えて、母校で自分が専門としていた種目のコ
ーチをさせてもらっています。大学院でコーチングを学んだことで、その知識や経験を現場
で実践し、人を育てることの醍醐味を感じています。今後も、自分が経験したことや学んだ
ことをどうやって周りに還元していけるかを試行錯誤していきたいと思います。
(坂口 将太)

 

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