2014.10.23 聖和短期大学キリスト教教育・保育研究センター「第5回公開講座」が開かれました。
2014年10月23日
聖和短期大学 キリスト教教育保育研究センター(RCCEC)
子どもと音楽~音の不思議~
講師:髙田正久聖和短期大学保育科教授
◆日時:2014年10月22日(水)18時30分~20時00分
◆於:関西学院西宮聖和キャンパス 山川記念館メアリー・イザベラ・ランバスチャペル
今年の公開講座は、講師の高田先生に導かれて集まったみんなで、「音」の不思議と恵みに浸る時間となりました。会場に雨の音、犬の鳴き声が流れ、すぐにわたしたちは「あ、これは〇〇の音」と、わかりました。でも、「見えないのに、なぜなんでしょう」と問われて、あらためて音の不思議を実感。わたしたちは、生まれ育った環境の中で、くりかえし、空気の振動を通して音を体感して生きてきました。そうして聴いてきた音は、私たちの記憶と結びついて、ある時は懐かしい思い出や、喜び、悲しみなどたくさんの感情を連れてきてくれ、それに押し出されるようにわたしたちは行動しているのだと。
このように、わたしたちの生き方の原動力にもなる音。たくさんの騒音、雑音のなかで、子どもたちが、そしてわたしたちが耳を澄まして「聴く」体験の大切さ、音を共有して同じ思いになる素晴らしさなど、たくさんのこと深く思い、学ぶ時となりました。
会場には学生たちから一般の方々まで幅広い参加者がありましたが、普段は音楽、器楽でご自分を表現することが専門の髙田先生が、音と「しゃべり」で繰り広げる、だれにもまねのできない「高田ワールド」のファンになった人たちもたくさんおられたようでした。(参加者42名)
キリスト教教育・保育研究センタ-は、みなさんの学びの場です。2月には昨年に続いて、髙田先生の「奏楽の手引き」の講習会を予定しています。ぜひ、お楽しみに。
聖和短期大学 キリスト教教育・保育研究センター(RCCEC)
センター長 小見 のぞみ
~ 公開講座 当日の様子 ~